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ブタ子の「ちょっと聞いてよ~!」

ブタ子の「ちょっと聞いてよ~!」

ドンキー

ここは、家具の町。
手の込んだ彫刻が施されている高級感のある机や椅子が並ぶ。
バチャンに続き、ここもホコリっぽい所だ。
体験好きの私はすかさずヤスリ掛けに手を出した!
彫刻の施された椅子のありとあらゆる所を、大人数で寄ってたかって紙ヤスリを掛けている。
なんてったって、人手は十分過ぎる程ある。
何の木だか知らないけど、素材は柔らかく、いくらでも削れてしまう。
楽しいと言えば楽しいけど、こんな事にハマっていられないので適当に手を止めた。
おばちゃんがなんだか私に話し掛ける、で、適当に「うんうん」と返事をしていたら、回りで笑い声が湧いた。
想像するに「あんた、スジがイイねぇ~!ここで働きなっ!」くらいの事を言っていたんだろう。
で、私が「うん」と返事したもんだから、ウケていたんじゃないかな?
こういう場で言う事なんてどこでも同じ??
ドンキーはバチャンよりも店数が少ない。
と言う事は、町も小さい。
それでも道路幅は広く、馬車も走る!
唯でさえ買い物欲のない私に家具なんて更に対象外で、でも、町並み(って程じゃないけど)を楽しむ為に少し歩いた。
ちゃんと見比べればデザインの違いはもちろんあるんだろうけど、私の目にはどれも同じに見える。
ある1件の店先で看板を彫っている男の子を観察。
カンナの「歯だけ」のような彫刻刀で、かなり細かい模様を彫っている!
凄いね~~~~!っと思いながら見ていると、あ!彫り過ぎちゃった、、、みたいな瞬間もあった。
自分が既製品を買う時はそんなミス絶対許さないんだけど、こういう欠けてるのはそういう理由かと思うと、勘弁してやろうという気持ちも起こる。
ホテルに帰って家具を見てみると、まー、完璧じゃないのよね、やっぱり。
パッと見は豪華なんだけど、ちょっと詰めが甘いのよね。
奥には例に漏れず家具造り、オーナーのような人が「入って見てってよ!」っと威勢良く言っている(と思う)。
「上の階まで行って見てくれー」とジェスチャーしていて、遠慮なく行く事にした。
女の子が大勢、学校の図工の時間の如く作業している中入って行くと、私を見てクスクス笑っている。
私、何かヘン?
上に上がっていっても同じような事をしていて、ここにも富岡製糸工場の女工さんが溢れていた。
どこでも親切に人懐っこく(基本的にベトナム人は恥ずかしがり屋)私に興味を示す。
まー、単純作業の繰り返しだから、小さな変化(観光客の見学)も嬉しいのかもしれない。
椅子の形に木を組んでいるのは見れなかったけど、細工は男の子の仕事で、仕上げは女の子の仕事のようだ。
貝殻の内側の光ってるのを嵌め込んでいるのもあって、最後に赤茶色の液体で何度か色を重ね塗り、ニスで仕上げて完成!
買わないにしても、いくらくらいなのか聞けば良かった。
全く相場が分からないケド、案外安いんだろうな。
この手の家具はとっても重くて、椅子でも一人じゃ持ち上げられない。
だから引きずるから、家具にも床にも良くないし何しろ凄い音が響く。
後で見た本には「コンクリート(タイル)の床じゃないと、、、」と出ていた。
ん~、確かに!
我が家はすべて畳だし、問題外って事だな。


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